アドボカシーで幸せをつくる
- のぞみ行政書士事務所
- 10月11日
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更新日:10月20日

ある結婚式で、新郎が「アドボカシーで幸せをつくります」と言ったそうです。アドボカシーって何? 私は介護や福祉に携わるまで、あまり理解していませんでした。
アドボカシーとは、自らの権利を充分に行使することができない人の立場に立って、その人の権利を擁護し、代弁していくことをいいます。介護や福祉の現場では、このアドボカシーの実践で、障害などによって意思がなかなか伝えられない方の真の声を聞き、その思いを実現していくことが求められます。
人の思いは様々です。介護者が自分の考えを一方的に押しつけることはできません。利用者がこれまでの長い人生の中で培ってきた価値観や幸福感を無視せずに、その人が大事にしているものに共感していくことが求められます。
行政書士の業務においても、この視点は欠かせないと思います。とくに遺言、相続、成年後見の業務などは、高齢者や障害者の生活と人生を大きく支えていくものになることからなおさらです。
誰もが「個人として尊重」され、安心して「その人らしい暮らし」ができるような社会でありたい。アドボカシーを深めることがそうした社会を築き、幸せをつくりだしていくことにつながるのかもしれません。
